骨格バランス低下に対する力学的アプローチ
筋・骨格は、普段からのストレッチ、筋力強化が不可欠になります。
パソコン作業は、30分以内にする事を考える必要があります。モニター、デスクの高さや体に合った椅子、視力(眼鏡等で調整)、部屋の明るさ等、人間工学を取り入れる事も重要です。
椎間板変性、椎間板ヘルニア等の疾患に対して、鎮痛剤等で症状が治まったとしても、例えばストレートネックが続くと、将来的に変性・変形が更に進み、脊髄を通る脊柱管が狭まっていき、脊柱管狭窄症となっていく可能性が高くなってきます。現状、どんなことがなされているかというと、鎮痛剤や筋弛緩剤等の対症療法が主な対処法であると考えます。
内科学と違い、運動器疾患、特に筋・骨格系は、建物の考え方と一緒で力学的アプローチが有効であると考えます。ヒトは、2足歩行の動物です。脊柱というS字状の骨格を基本として腹筋、背筋群、そして下肢の筋群からバランス良く支えられています。無理なく筋群が有効に働くためにも骨格バランスが大切なのです。