大野接骨院/ハートプラン研究所 | 上尾市の接骨院

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筋力低下からくる仙腸関節の歪み

ヒトは、長年にわたり農耕や狩猟で野山を駆け巡りながら、数万年の歩みで暮らしていました。長時間のデスクワークは、ここ数年でしかなく、300m~500mの近距離でさえ、自転車や車で移動するようになってしまっています。

図1 仙腸関節
仙腸関節

下半身の筋力低下により、下半身の機能を庇うため、骨盤部に負担がかかり、仙腸関節の歪みを生じやすくなります。結果、身体の土台である仙腸関節に負担をかけることになり、骨格の歪みつながります。腰椎・胸椎・頚椎は、その上に乗っているにすぎません。加えて、姿勢性の悪さや身体の使い方の不具合は、頚椎椎間板変性や椎間板ヘルニア等を引き起こす可能性があります。また、腰椎でも、腰椎椎間板変性や椎間板ヘルニアも姿勢が悪く、身体の使い勝手の悪さから生じてしまうのは、よくお分かりになるでしょう。

下半身の筋力強化エクササイズとしてスクワットがおすすめです。スクワットは、大殿筋や大腿四頭筋に強い負荷が加わると同時に、体幹を支える筋群にも刺激を与える事が可能です。下半身強化は、日常生活で頻繁に行われる動作である歩行、階段の昇降、そして起居動作が容易になる事が期待できます。しかし、スクワットは難易度が高く、身体を支持しながら深くしゃがみ込む動作は困難であると思います。スクワットの代用として、椅子を用いての起立・着席動作を繰り返し行うことを提案します。強度は劣りますが、転倒のリスクも低く、屈伸する際に膝がつま先より前に出ることによる膝関節障害防止になります。

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