骨格アライメントと記憶の関係
不良姿勢は、骨格アライメント不整を引き起こし、頚部痛、及び腰背部痛の原因となります。頚部痛、及び腰背部痛は、筋スパズムを起こし、より一層筋を硬くします。硬結した筋は、痛みを感じるセンサーである侵害受容器を刺激し、更なる痛みを誘発するいわゆる負のスパイラルをもたらす可能性が出てきます。これらの痛みのスパイラルを断つ為に、骨格アライメントを整え、筋への不要なストレスを可能な限りなくす事が有効であると考えております。
仙腸関節の歪みを治すことで骨盤を調整し、腰椎、胸椎、頚椎、そして環椎後頭窩関節を正常にし、良いアライメントにしても、すぐには良い姿勢として記憶されません。現段階では、短期記憶の状態です。短期記憶として脳内にインプットされた良い姿勢は、一時的なものとしてでなく、短期記憶を長期記憶に変え、日常生活に定着させる必要があります。
まずは、普段から肩甲骨を意識し、左右の肩甲骨を背骨に近づけることを脳に言い聞かせ続けます。そして、鎖骨を前に出し、人に鎖骨を見せるイメージです。スポーツでは、体幹を意識することにより、手打ち等の悪い癖を忘れるようにしなくてはいけません。日常、歩く時も肩甲骨を意識し、25m位先を見据えて歩行することが望ましいです。骨格バランスを正常にし、快適な日常生活やスポーツ活動を送られますよう、専門家として治療やアドバイスをさせて頂きます。