大野接骨院/ハートプラン研究所 | 上尾市の接骨院

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猫背姿勢は頭痛の原因の1つです

頭痛、頭重や片頭痛、後頚部の緊張、肩甲間部の疼痛、眼精疲労、瞼のピクピク感などの不定愁訴、手の痺れ等で悩まされる事があります。ヒトの背骨は、側面からみると頚椎・腰椎部では前弯、胸椎・仙椎・尾骨では後弯となっており、S字状のカーブを呈しています。

図1 頭痛
頭痛

不良姿勢に伴う骨格への影響

一般的にデスクワークや前屈作業等での猫背姿勢が続くと、肩甲骨が前方に偏移し、両肩が耳垂線より前方に出てしまいます。この姿勢が反復的に繰り返されると、頚椎部の弯曲が消失され、いわゆるストレートネック状態になるおそれがあります。同時にストレートネック状態は、頚部だけでなく、骨盤にある仙腸関節の歪みにより、背骨全体の骨格バランスが崩れてしまいます。また、不良姿勢が脳に記憶としてインプットされ、通常の姿勢として認識されます。そして、不良姿勢が長期記憶として認識されてしまうのです。正しい姿勢を定着させる為には、まず始めに仙腸関節と環椎後頭下関節を矯正して、骨格アライメントを整える必要があります。骨格アライメント不整の改善は、良い姿勢を定着させる為の土台作りとして大切です。肩甲骨を背骨に寄せ、座るときは坐骨結節が椅子に対して垂直になるように座ります。気が付いたとき良いので、前述のポイントを意識し、継続することで良い姿勢が長期記憶として定着されるのです。

大後頭神経の刺激は頭痛の原因となります

スマートフォン操作やデスクワークなどの反復的な猫背姿勢は、頭部の前方突出により頭痛や後頚部痛の原因となります。ヒトの頭部の重さは、体重の約1割といわれています。60kgの体重である場合の頭部の重さは、約6kgです。直立した時の解剖学的肢位において、重心線は環椎後頭下関節の前方を通ります。頚部の背部筋群は、前方の筋と比較して必然的に筋量が多くなります。猫背は、頭部の前方突出を誘発し、頚部の背部筋に持続的な負荷が加わり、筋緊張をもたらします。頚部背部筋である頭半棘筋や後頭下筋群の下頭斜筋の緊張は、大後頭神経を圧迫し、頭痛及び後頚部痛を引き起こします。大後頭神経は、上部頚椎からでる末梢神経であり、下頭斜筋の下を通り、上方へ曲がった後に、途中で頭半棘筋の間を通過して後頭部へ走行します。後頭部の知覚に関わっており、大後頭神経への刺激は頭痛、及び後頚部痛の原因となります。

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